頭から消し去りたい記憶ほど、いつまでも覚えていたりするもの。 失恋・人間関係・仕事上でのトラブル… 生きていく中で、「嫌な記憶」を経験することは数多い。 中には、「嫌な記憶」がトラウマとなり、うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し苦しむ人もいます。 ネガティブな感情は、ポジティブな感情よりも生理的に強く記憶されます。つまり、人間の脳は辛いことを、より強く記憶するのです! しかし、早く忘れるための工夫はできます。 ここでは早く忘れるための方法を教えます。 1、忙しい状況を作り出す 「嫌な記憶」が起きた環境とは異なる環境で、忙しい状況を作り出す。 例えば、失恋した後に仕事に集中するのは、「嫌な記憶」を忘れるために正しいことだと言える。 忙しく活動していれば、脳の記憶のニューロンネットワークは切れ、「嫌な記憶」は思い出さなくなります! 2、誰かと会話する 「嫌な記憶」を誰かに聞いてもらう作業(いわゆる”愚痴”)はもちろん大事。 しかし、いつまでも”愚痴”を言うのではなく、「新しい情報」に関する話題を会話の中に取り入れていく。 3、自己肯定をし、”ポジティブな言葉”を口にする 「嫌な記憶」を経験すると、他者や自分自身を非難することが多くなる。しかし、それは「嫌な記憶」をより強く定着させることになる。それを防ぐためには、自己肯定をし、”ポジティブな言葉”を口にするとよい。 4、”ポジティブ”な体験を増やす 「嫌な記憶」を忘れるためには、より多くの”ポジティブ”な体験(=「新しい情報」)により、記憶の上書きをしていくのが効果的。 5、ポジティブな気持ちを持ったまま、十分な”睡眠”をとる 睡眠は、短期記憶を長期記憶に移行させるための重要なステップ。 「嫌なことは寝て忘れろ」と、よく言われるが、「嫌な記憶」を何度も繰り返し思い出しながら睡眠をとると、「嫌な記憶」が長期記憶として定着してしまう。 したがって、「嫌な記憶」を思い出さず、できるだけポジティブな「新しい情報」を数多く脳にインプットし睡眠をとる。そうすることで「新しい情報」が長期記憶として定着する。 どんな悲しみも、必ず時間が解決してくれます。いますぐは無理でも、必ず笑える日が来るはずです!
2015/7/2更新